冬タイヤへの履き替えはもうお済みですか? 宮城、山形両県にまたがる蔵王連峰の初冠雪が5日に発表され、愛車の冬支度を考え始めたドライバーが多いかもしれません。宮城県内のタイヤ交換はいつ頃がお勧めなのでしょうか。冬道を安全に運転するポイントも取材しました。(編集局コンテンツセンター・小沢一成)
既に来月の予約も
「例年、勤労感謝の日(11月23日)がタイヤ交換のピークで、12月中旬まで続く」。こう話すのはカー用品販売大手、イエローハット西多賀店(仙台市太白区)の斉藤茂店長。既に来月までタイヤ交換の予約が入っている状況だ。
同店ではホイール付きのタイヤを持ち込む場合、履き替え作業の料金は3300円(税込み)。タイヤ装着後、ホイールナットの増し締めや空気圧の点検を無料で実施している。
斉藤店長は「雪の予報が出ると、混雑して大変なことになる。気温が下がってきた時に、できるだけ早めの交換をお勧めしている」と説明する。予約はインターネットでも受け付けている。
初積雪の日は要注意
仙台管区気象台によると、仙台での初雪の平年値は11月26日。近年は2019年が11月21日、20年が12月13日、21年が12月2日に観測している。21年は12月18日に仙台市内でシーズン初の除雪車が出動した。
東日本高速道路東北支社によると、東北の高速道路はシーズン初の積雪の日に事故が多発する傾向にある。21年は17件発生し、同年5~10月の1日平均の2・1倍に上った。
宮城県内の高速道路で調べた冬タイヤ装着率(15~19年平均)の推移はグラフの通り。11月第1週は24%だが、週を追うごとに上昇し、12月第2週には96%となっている。
「交換は初雪の前が目安」冬タイヤの疑問、JAFの専門家に聞きました
冬タイヤにまつわるドライバーの疑問について、日本自動車連盟(JAF)宮城支部の佐藤陽さんに聞きました。
―宮城県内ではいつ頃、冬タイヤに履き替えればいいのでしょうか。
「初雪の前が目安で、11月末から12月上旬までに済ませた方がいい。雪だけでなく、気温が下がると路面凍結の恐れもあるので、早めに交換してほしい」
―冬タイヤでの運転で注意すべきことは。
「まずはホイールナットの増し締めを確認してほしい。タイヤ交換後、200~300メートル走行し、増し締めする。その後は1カ月に1度、増し締めとタイヤの空気圧を点検してほしい」
「雨の日の運転は注意が必要だ。スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)は、路面との間に水の膜が発生し、車両の制御が一時的にしづらくなる『ハイドロプレーニング現象』が起きやすい。いつもより速度を落として運転することを勧める」
「冬道ではスタッドレスタイヤを過信しないこと。予期せず急に滑ることがあるからだ。例えば、凍結路面のカーブは遠心力によって滑りやすい。交差点付近は発進や停止が繰り返されることで、雪が氷になったり、水がたまったりしやすく、ブレーキを踏んだつもりでも、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が働いて急に滑ることもある。急ブレーキ、急加速、急ハンドルを避けるのはもちろんだが、早めの減速を心がけてほしい」
3~5年で買い換えを
―冬タイヤの買い替え時期を教えてください。
「保管状況にもよるが、ゴムが硬くなると性能が落ちるので、使用年数は3~5年が目安だ。タイヤの製造時期は側面に刻印された4桁の数字で示されている。例えば『3717』だと、下2桁の『17』が『2017年』、最初の『37』がその年の『37週目』を示している。これにより、2017年9月に製造されたと分かる」
「タイヤの溝の深さは(新品時から50%摩耗した状態を示す)プラットフォームで確認できる。接地面がプラットフォームに近づくと、性能が落ちてきているということ。タイヤの側面にある4カ所の矢印が目印だ。タイヤの膨らみや変形、亀裂がないかどうかもチェックしてほしい」
―ドライバー自身でタイヤを履き替える場合、どんな点に注意すべきですか。
「平たんな場所で、車両が動かないように作業してほしい。オートマチック車であれば、シフトレバーをパーキングレンジに入れ、サイドブレーキを引く。作業するタイヤの対角線上にあるタイヤには、車輪止めを設置する。そして車両を壊さないよう、その車に合ったジャッキを使ってほしい」
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