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Sunday, December 18, 2022

今年のクリスマスにもらいたい、「音楽系ガジェット」 - GIZMODO JAPAN

今年のクリスマスにもらいたい、「音楽系ガジェット」 - GIZMODO JAPAN

見てるだけで楽しくなる!

プレゼント選びって楽しくも難しいものですが、相手が音楽好き! でも自分は音楽よくわかんない!みたいな場合はますます悩ましいです。そこで米GizmodoのRhett Jones記者が、自分が実際持っててうれしい音楽ガジェットからオススメなものをリストアップしてくれました。以下、自分用プレゼント候補として見てみても楽しいですよ。


僕がティーンエージャーのときは、ギター系の道具のことで頭がいっぱいでした。周りの人は僕が欲しいものを一生懸命気にして、何が欲しいか聞いてもくれました。でもこっちからリクエストするんだと、ギフトのマジカル感がなくなっちゃうんですよね。

プレゼントってやっぱり、自分じゃ買わないだろうなってものをサプライズ的にあげたいものです。音楽やってる人にあげるなら、面白い音をプラスできるような道具とか、とにかくいじって楽しいものとか。

そんなことを念頭に、このギフトガイドをまとめてみました。ここには、よくある初心者用の楽器とか、やたらハイエンドな景品みたいなのはなるべく入れてません。そして全部、僕自身が持ってるか、少なくとも使ったことがあるものです。

おもちゃ・アクセサリー

Stylophone Pocket Synth(34.95ドル≒約4,800円)

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Image: Stylophone

1968年リリースの初代Stylophoneは、普通の人が買える初めてのポータブルなシンセサイザーでした。最新モデルもそれに忠実に、付属のスタイラスで金属のキーボードを押さえ、細いプィーンという音を出す仕組みです。

この小さくてチープなキーボードは、今まで数え切れないくらいたくさんのプロのレコーディングで使われ、バックグラウンドに独特のテクスチャーを加えたり、シンプルなメロディーを鳴らしたりしてきました。プレゼントするときは、デビッド・ボウイが『Space Oddity』で使ったのもこれなんだよ、と言ってみてもいいかも。

Teenage Engineering Pocket Operators(49〜99ドル≒6,700〜1万3500円)

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Image: Teenage Engineering

Pocket Operatorも、クリスマスのプチギフトとしては最高です。シンプルな作りで価格はお手頃ですが、パワフルにも使えるんです。

一見電卓みたいなPocket Operatorは、モデルによって、複数の音がパッケージされてるものもあり、弾いたメロディをループさせることもできます。本格的な曲作りやライブで使うのも可能です。ツアーミュージシャンで、ライブのときはPocket Operatorと小さなミキサーしか使わないって人も知ってます。

Pocket Operatorにはすごくいろんな種類がありますが、PO-33 K.O!を買えばOKです。PO-33 K.O!は極小のサンプラーで、どんな音でも録音してシーケンスにできます。これ以外のモデルでも全然間違いないですが、PO-33 K.Oが一番柔軟に使えます。

Mogami Gold Instrument-10(68ドル≒9,300円)

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Image: Mogami

この記事ではあまりベーシックなアクセサリーには深入りしませんが、楽器のケーブル選びって意外と厄介なんですよね。チープなのを買うと音質が悪かったり、すぐ傷んだりします。でも必ずしも、高ければいいってもんでもありません。Monster Cablesなんて、以前はずいぶんな値付けでしたが、今はジャンクブランドみたいになってしまいましたね…。

でもMogamiのケーブルはしっかりしてるし、サウンドエンジニアからも信奉されてます。お値段は少し高めだけど、法外じゃありません。

FenderのMustang Micro(119ドル≒1万6000円)

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Image: Fender

Mustang Microは、ヘッドホンでギター練習するとき用のアンプです。または、同居するギタリスト氏にヘッドホンを使ってほしい場合に、そっと差し出すのもいいかもしれません。ともあれMustang Microは音も十分だし、アンプのプリセットは12種類あり、エフェクトも12種類入ってます。Bluetooth接続できるので、既存の曲や動画に沿っての演奏もできます。

移動の多い人にはすごく重宝するはずですが、余計なケーブルも必要ないので、家のあちこち好きなところでゆるく弾きたい人にはマストです。

Moog Theremini Theramin(399ドル≒5万5000円)

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Image: Moog

Moog Thereminiを「おもちゃ」の項に入れちゃってすみません。テルミンはれっきとした楽器で、そこに人生を捧げてる人もいます。

でもテルミンのすごいところは、誰でもいきなり演奏できることです。アンテナの周りで手を動かすことで、音を自由に変化させられるんです。さらにMoog Thereminiには、音階のコントロールとかスケールの理解に役立つような機能もいろいろ入ってます。

エフェクター

Z. Vex Fuzz Factory(319ドル≒4万4000円)、タテバージョン(199ドル≒2万7000円)

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Image: Z. Vex

基本的なエフェクト、たとえばディレイとかコーラス、リバーブとかができるペダルを買うなら、Bossのものを買えばOKです。でももっと変なやつがほしいなら、Z. Vex Fuzz Factoryは僕自身持ってて気に入ってるエフェクトペダルです。ギター向けですが他の楽器でも使えて、僕はシンセサイザーでもギターと同じくらい使ってます。

Fuzz Factoryの良さを言葉で説明するのは難しいんですが、いろんなエフェクトが可能で、でもすごく扱いにくく、それがまた魅力でもあります。コントロールがわけわからなくて、設定によっては音が全然出ないかと思えば、神の恵みかと思うようなハーモニックな音色が生まれたりして、モノいじり好きにはたまりません。

Fuzz Factoryには「タテバージョン」もあって、これは中身は同じでレイアウトと生産国が違う(米国産じゃない)だけですが、米国の定価だと普通バージョンが319ドル、タテバージョンが199ドルとだいぶお安くなってます。

Chase Bliss Habit(400ドル≒5万5000円)

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Image:Chase Bliss

Chase Bliss Habitが何なのか理解する一番簡単な方法は、誰かが使ってるところを動画かなんかで見ることです。根本的にはディレイ/エコーのエフェクトをしっかりかけてくれます。

でもChase BlissはHabitを「音のスケッチパッド」「コンポジションのディレイ」と呼んでます。その面白さは、演奏した内容をつねに3分間のループに収めるところから生まれます。できたループにはいつでもアクセスし、編集、操作できます。なのでアイデアとしては、演奏したものの中で一番気に入った部分を保存して、それをいろんな形で使えるんです。

Habitでできることはもっといろいろあって、背面にある16個のdipスイッチのこともここでは説明しきれません。とにかく冒険的なエフェクトが好きな人、または停滞から脱したい人なら、Chase Bliss Habitから得られるものがたくさんありそうです。

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Image: Chase Bliss

マイク

Shure SM57・SM58 (58〜89ドル≒7,900〜1万2000円)

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Image: Shure

ShureのSM57・SM58は、最高級マイクってわけじゃないですが、今までさんざん使われてきた実績があります。SM57のほうが楽器のレコーディング向き、SM58のほうがボーカル向きと言われてますが、もちろんどっちも両方可能です。

レコーディング

Logic Pro(199.99ドル≒2万7000円)

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Image: Apple

これからレコーディングを始めようとしてるミュージシャンにあげるなら、AppleのLogic Proは勧めても勧めきれないくらいです。プロ級スタジオを格安にしたようなもので、操作も直感的でわかりやすく、非常にパワフルです。

ひとつ注意点を挙げるとしたら、リアルタイムのライブでソフトウェアを使う人の場合、Ableton Liveを好む傾向があります。2、3年前にLogic ProにはLiveLoopsって機能が入ってリアルタイムの演奏がしやすくなりましたが、Abletonのほうが対応する周辺機器とかが豊富で、全体にもっと柔軟です。

ともあれ、とりあえずレコーディングしたいって人にはLogic Proはすごく良いチョイスです。

LANDRのサブスクリプション(日本向け月2,300円、または年1万6700円)

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Image: LANDR

レコーディングはずっと前からしてるよって人なら、LANDRのサブスクリプションを始めると次のレベルに進みやすくなるかもしれません。LANDRにはいろんなプラグインやコラボツール、一緒に音楽作りする人とつながれるプラットフォームなどなど、ミュージシャンが必要とする道具や場がそろってます。でもLANDRの一番の意義は、AIを使ったマスタリングです。

マスタリングってレコーディングにおける魔法みたいなもので、楽曲がレコードとしてプレスされたりストリーミングされたりする前の、仕上げのプロセスです。僕自身はマスタリングができないし、でもプロの人に頼むとすごくお金がかかります。

とはいえLANDRがあっても、マスタリングのプロの仕事はなくなってません。でも月2,000円ちょっとでいろんなシステムから生まれる音のバランスをうまく取りつつ、録った音を全体的にしっかり大きくしてくれます。最高の楽器とスキルで演奏したものでも、マスタリングしてなければまだ「家で撮った」感がにじみ出てしまいがちなんです。

サンプラー/ドラムマシン

XLN Audio XO(129ドル≒1万8000円)

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Image: XLN Audio

XLN AudioのXOみたいなドラムマシンは、他に使ったことがありません。ビートメイクする人なら、自分のマシンの中に何千とサンプルがあると思います。普通、あるチャンネルをバスドラムにするとしたら、バスドラムの音のライブラリをずーっとクリックして確認していく必要があって、その作業が膨大になります。

そこでXOでは、サンプルのライブラリを色の付いたドットで見せて、類似度で並べてくれます。ドットをクリックするとそのサンプルを再生したり、カーソルを複数のドット横断でスワイプするとそのドット分のサンプルを一気に再生できたりします。

検索用のクレバーな工夫がたくさんあるし、エディターもうまくデザインされてます。ハードウェアじゃないドラムマシンとしては、最高だと思ってます。

Roland Aira Compact T-8(200ドル≒2万7000円)

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Image: Roland

ドラムマシン使うのにマウスで、っていうのが好きじゃない人もいますよね。ハードウェアの感触でインスピレーションが湧くってのもあります。RolandのAira Compact T-8には、80年代のドラムマシンのクラシックな音がたくさん詰まっていながら、そこに今どきの利便性が融合しています。箱から出して数分でビートを作れる、シンプルなマシンです。

Roland SP-404MKII(555ドル≒7万6000円)

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Image: Roland

Rolandがクラシックなマシンをモダンにしたもうひとつの例がこちら、SP-404MKII。往年のビッグネームたちが使ってきたサンプラー・SP-404のアップデート版です。

でもSP-404MKIIは、思いつきで買うのは危険かもしれません。サンプラーってどんなミュージシャンが使ったっていいんですが、その人が使いたいかどうかはわかりません。プレゼントするなら、相手がサンプラー欲しいって明言してたとか、いつも机でドラムを叩いてるとか、そういう人でないと宝の持ち腐れになる可能性があります。

SP-404MKIIは機能豊富でしっかり作られてるし、価格もこの内容にしたらリーズナブルです。

モニタースピーカー

PreSonus Eris E5(2個セットで200ドル≒2万7000円)

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Image: PreSonus

ミュージシャンにスピーカーをプレゼントするなら、一般向けのBluetooth接続のものじゃなくて、有線で音に影響しないものがいいはずです。モニタースピーカーの音がニュートラルであれば、出てくる音はデバイスに関係なく同じになることが期待できます。

PreSonusのEris E5モニターはスタジオグレードではないですが、この価格帯ではベストなもののひとつです。音は良いし、干渉音を防ぐシールドもあるし、背面のノブでのチューニングもできます。

あとモニタースピーカーを買うときは、どんなものであっても、2個セットで買ったつもりが1個単品だった、ってことにならないよう気をつけましょう。

Yamaha HS5 Powered Studio Monitor(2個セットで400ドル≒5万5000円)

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Image: Yamaha

上のPreSonusのものの倍のお値段ですが、予算が許せばその価値があります。YamahaのHS5はプロになっても当分使えて、そろそろアップグレードしたい…とならずに済みます。プロのスタジオでも、何十万円のモニターの横にYamaha HS5が転がってるようなところがたくさんあります。

ヘッドホン

Sennheiser HD 280 Pro(99ドル≒1万3500円)

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Image: Sennheiser

音楽を作るときは、ワイヤレスだと音質が下がるので、有線のオーバーイヤー型ヘッドホンは必須です。ミキシングとかマスタリングするときはいくつかのデバイスで出力を確認しなきゃいけません。Sennheiser HD 280 Proはこのお値段で、音楽業界で広く支持されてます。

Nothing Ear(stick)(日本向け価格1万6800円)

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Image: Andrew Liszewski - Gizmodo US

カジュアルに音楽を聞いたり作曲したりするときは、ミュージシャンがワイヤレスイヤホン使っても全然問題ありません。手頃な価格帯の中では、NothingのEar(stick)はすごくよくできてるし、つけ心地もいいです。

AirPods Pro(日本向け価格3万9800円)かPixel Buds Pro(同2万3800円)

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Image: Andrew Liszewski - Gizmodo US

予算にゆとりがあって高音質やノイズキャンセリングを重視するなら、ほとんどの人に喜ばれるのがAirPods ProかPixel Buds Proです。AirPods ProをAndroidで使うことも可能ですが、ペアリングの簡単さからすると、Apple製品を使ってる人にはAirPods Proがマストです。Androidユーザーなら、Pixel Buds Proのほうがだいぶ安いし、音質もすごく良いです。

シンセサイザーとキーボード

Arturia Modular V3(149ドル≒2万円)

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Image: Arturia

ギフトを開けたらダウンロードコードが出てくる…ってちょっと肩透かしではありますが、ソフトウェアシンセサイザーってすごくお得感あります。だってArturia Modular V3のベースになってるのは、何十万円もするMoogのモジュラーシンセサイザーなんです。

マスターするにはかなり時間がかかりますが、始めること自体は数分でできます。僕自身、この記事で取り上げたものの中ではこのシンセサイザーを弾いた時間が一番長いんですが、Arturia Modular V3はそれ自体がアートです。新しいパーツを作ってそれを組み合わせて…ってやってるとすぐ何時間も没頭できます。シンセサイザー大好きならがっかりすることはありません。

Arturia Jup 8(149ドル≒2万円)

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Image: Arturia

アバンギャルドな音にそれほど興味ない人にはこちらがいいかもしれません。Arturia Jup 8はレトロなソフトウェアシンセサイザーで、80年代、90年代風の音を幅広く出せます。Arturia Jup 8は、The CarsやKraftwerk、Tangerine Dreamといったアーティストの作品で使われてたRolandのJupiter 8をベースにしています。とくにArturia Jup 8がぴったりハマる曲といったら、X-Filesのテーマです。

Modal Electronics SKULPTsynth SE(219ドル≒3万円)

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Image: Modal Electronics

こちらはハードウェアのシンセサイザー、Modal ElectronicsのSKULPTsynth SEは小さくポータブルながらもパワーを秘めてます。ケースは頼りないしキーボードもひどいんですが、ノブがたくさんあるし、すごく良い音を作れます。

一番大事なのは、MIDIの入出力ポートとパラメーターを調節するアプリが入ってることです。出先にも持って行けて、物理的な楽器としていじれるんだけど、バーチャルな楽器ともシームレスに連携できるってことがポイントです。かわいいし。

Casiotone CT-S1000V(450ドル≒6万1500円)

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Image: Casio

ベーシックなキーボードだったら、こちらを選びたいです。ピアノが弾けるようになりたいけど音のオプションも多少あるといいな、みたいな人にはぴったりで、価格もそんなには高くないです。内蔵のスピーカーの音も良くて、アコースティックな音の選択肢もすごく良いです。

ミッドレンジキーボードの中でベストとまではいいませんが、このCasiotoneには面白い裏技もあります。歌うんです。思い通りに歌わせるまでにはトーンとかパラメーターとかいろいろ試行錯誤が必要ですが、内蔵アプリを使えば、任意のメロディに合わせて歌詞を打ち込めます。入ってる声は22種類あって、細かい調整もできます。

唯一不満を言えば、鍵盤が重くないので、初心者の人がピアノの重さに慣れるっていう意味では不十分かもしれません。でも基本的なことはできて、楽しいです。

ROLI Seaboard RISE 2(1399ドル≒19万円)

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Image: ROLI

なんでも持ってるキーボード好きにあげるなら、ROLIのSeaboard RISE 2は新たな可能性を切り開けます。シンプルな打鍵の強さで音の強さをコントロールするんじゃなく、キーの感圧センサーと「5D技術」で今までにない演奏ができます。キーボードというより、木管楽器を弾いてるような感じです。この動画で、キーを押す、スライドする、複数のキーの上で指を滑らせる…といった弾き方でどうなるかイメージがつかめます。

Teenage Engineering OP-1(1399ドル≒19万円)

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Image: Teenage Engineering

小さくて、キテレツで、難しくて、すごく高くて、でも美しい。それがTeenage Engineering OP-1、パワーユーザーのためのポータブルシンセです。

2011年の発売以来、OP-1はさまざまなセレブリティからお墨付きをもらい、一気に伝説化していきました。インターフェースが小さいってことはいろんな操作をするのも細かくて大変なんですが、その分タスクに集中できるとも言えます。

パソコンベースのレコーディングシステムがあれば何だってできますが、面白みには欠けるかもしれません。OP-1みたいな良い意味で変なシステムだと、それぞれの過程をよく考えるようになります

といっても、機能的に制限があるわけじゃありません。OP-1はシンセサイザーでありドラムマシンであり、シーケンサーでコントローラーでサンプラーであり、それらがみんな一緒になってるんです。FMラジオチューナーまで入ってるので、空中を流れるラジオをランダムに捉えてサンプリングもできます。アルバムをまるごとOP-1だけで、他のマシンを全く使わずにレコーディングすることもできます。

ある意味、4トラックのテープマシンでレコーディングしてた時代への回帰、リソースを大事に考えながら使っていたあの頃の再来だと思ったほうが楽しいです。OP-1をもらってがっかりする人はいません。多分。

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2022-12-19 03:30:00Z
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