先週はAMDの新GPU「Radeon RX 7900 XTX/XT」搭載グラフィックスカードが目立っていたが、Intel Z790チップセット搭載マザーボードも負けずに盛り上がっていた。
10層基板で“縦方向に伸びた”ASUS JAPANのMini-ITXマザーが発売
ASUS JAPANからは、高付加価値のついたMini-ITXモデル「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」が8万5000円前後で登場している。
チップセットと2基のM.2(うち1基はPCIe 5.0対応)スロット共有のヒートシンクを備え、2基のThunderbolt 4端子(USB Type-C)やWi-Fi 6Eの無線LANを搭載する。付属の「ROG FPS-IIカード」で、USB 2.0やSATAポートを拡張する他、過電圧ジャンパーやBIOSリセットボタンを備える。
電源回りも定格105A/最大110Aの10+1フェーズとなり、基板は10層PCBを採用するなど、付加価値の高いデザインとなっている。加えて、音量調節やOC設定が行える外部コントローラー「ROG STRIX HIVE」もパッケージに付属する。
第13世代Coreシリーズが販売解禁となった頃から話題に上っていたモデルで、某ショップは「Mini-ITXの物理的な限界を超えるために上方向に拡張していった、かなりチャレンジングなマザーですよね。製品の詳細が分かったころから一部では“違法建築”なんて言われていて、登場を期待されていました。どうにか年内に間に合ったみたいですね」と話していた。
同社からは、他にもクリエイター向けのATXモデル「ProArt Z790-CREATOR WIFI」が8万4000円前後で登場している。こちらもThunderbolt 4端子を2基備えている。
19.7万円のギガバイト製ウルトラハイエンドマザーが売り場に並ぶ
ギガバイトからは、E-ATXサイズの「Z790 AORUS XTREME」が登場している。価格は19万7000円弱ながら、入荷が確認されたパソコンSHOPアークではすぐに売り切れとなったという。
Z790 AORUSシリーズの最上位にあり、5基のM.2スロット(うち1基はPCIe 5.0)や2基のThunderbolt 4端子、10GbEと2.5GbEの有線LAN、Wi-Fi 6Eの無線LANなどを搭載する。電源フェーズは20+1+2で、背面側のヒートシンクには2.8型のフルカラー液晶を組み込んでおり、CPU温度などをリアルタイムで表示する。
パソコンSHOPアークは「これまでのX790マザーの中でも『MEG Z790 GODLIKE』(20万円弱)に匹敵する高級モデルですね。やはり入荷を待っていた人がいらっしゃったみたいで、本当にすぐ売れていきました」と語る。
付け替えブレード付きのRGBファンがサーマルテイクから登場
汎用(はんよう)ファンでは、サーマルテイクから登場した「SWAFAN 14 RGB Radiator Fan TT Premium Edition 3Pack」と、「SWAFAN 12 RGB Radiator Fan TT Premium Edition 3Pack」が話題になっていた。それぞれ14cm ARGBファンと12cm ARGBファンの3個パックセットで、価格は1万9500円前後と1万8000円前後となる。
両モデルは、交換用のブレードを付属しているのが最大の特徴といえる。標準では正面側(補助フレームがない側)から空気を吸い込む仕様になっているが、交換ブレードに差し替えると風が逆向きとなって吐き出す方向に変わる。
入荷したオリオスペックは「フレームを固定したままエアフローを変えられるので、固定が難しいところや構成によって空気の流れを調整したい場所に使うと便利そうです。ただ、交換ブレードにすると静圧やノイズレベルが変化するため、そこは押さえた上で導入するのが良いと思いますね」と話していた。
その他、クーラーマスターからも新しい12cm汎用ファン「Mobius 120 RGB」と「Mobius 120」が登場している。価格は3800円前後と3200円前後だ。
TSUKUMO eX.は「先々週に登場した『Mobius 120P ARGB 30th Anniversary Edition』(4000円弱)の通常モデルと光らない通常モデル、と認識してもらえればと思います」と話していた。
フィギュア展示ケースのようなMini-ITXケース「Slath mini」が入荷
PCケースでは、SegotepからMini-ITXサイズの「Slath mini」が登場している。価格は3万5000円強だ。
フロントから左右側面にかけて曲面に加工された強化ガラスを採用しており、PC内部を立体的にのぞけるデザインとなっている。表にはマザーボードと拡張カードのみを配置できる構造で、SFX電源や2.5/3.5インチドライブベイなどは背面や底面などにまとめられる。
拡張カードは最長200mmまで、CPUクーラーは高さが最大122mmまで対応し、底面には240mm長までの水冷ラジエーターを搭載可能だ。ボディーサイズは約230(幅)×269(奥行き)×321(高さ)mmとなる。
入荷したオリオスペックは「底面にARGBファンを使ったラジエーターを固定すれば、全体をライトアップできます。マシンをじっくり愛でたい人に刺さりそうですね。ただ、拡張カードが200mmまでと物理的な制約があるので、そのあたりがどう判断されるか見守りたいと思います」と話していた。
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2022-12-19 05:30:00Z
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