2階部分が、大きく斜めに傾いた建物。屋根も崩れて、宙にぶらさがった木片は今にも落ちてきそうだ。ここは、宮崎市にある商店街。さらに、まるで廃墟のような建物が並ぶ中で、営業を続ける店もある。なぜこのような状態になったのか、また、なぜこのままなのか。取材した。「いつ崩れてもおかしくない」昭和20年代から続く商店街宮崎市の中心部にある、車通りの多い道路。そこから一本入った途端、路地には人の気配がなくなった。