6月から大手電力7社の家庭向け電気料金が上がる。5月と比べると、1カ月の出費が千円単位で増える人も出てきそうだ。どんな料金プランが対象で、料金はどうやって決まるのか。今後、どうなるのか。
Q どの料金が値上げされるの?
A 値上げされるのは、北海道、東北、東京、北陸、中国、四国、沖縄の大手電力7社の「規制料金」と呼ばれるプランだ。
契約書や明細書には、「従量電灯」と書かれている。2016年4月に小売りが自由化されてからもプランや契約する電力会社を変えていなければ、規制料金だ。
Q どのぐらい上がるの?
A 7社が発表した平均的な家庭(30アンペアで260キロワット時使用)の6月使用分の料金は、5月分と比べて577~2210円上がる。政府が今年1月分から始めた補助金分(月額1820円)が値引きされている。
沖縄は6月から県や内閣府の補助でさらに780円が引かれる。
Q 値上げ幅が会社によって違うね。
A 値上げ幅が最も大きかったのは、北陸の2210円。それでも値上げ後の6月分の料金は他社と同じぐらいだ。北陸の値上げは、中国、沖縄とともに1980年以来43年ぶり。他の7社は東日本大震災後に値上げしてきた。電気料金に転嫁できる燃料費の上限額が、東電の半分ほどと低いことも要因だ。
自由料金、新電力のプランは?
Q 規制料金でなければ上がらないの?
A 規制料金以外の料金プランを選んでいる人も無関係ではない。
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