県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親(木村拓哉)と中込兼児(染谷将太)は、変死体が発見されたという現場に臨場する。
死亡したのは、住宅街の一軒家に住む仁谷清香(竹下景子)。発見したのは22歳年下の夫でデザイナーの継秀(岡田義徳)だった。
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清香は電話機の近くで倒れていた。調理中だったようで、レンジにはフライパンが置かれ、アルミホイルの上の鰆が焦げて炭化。清香は1年ほど前から認知症を患っていた。それを知り、妻・明子(大西礼芳)に任せっきりにしている認知症の母・ふき(余貴美子)のことを思い出す中込。
物忘れが激しくなっていたためか、清香は電話を受ける度に録音していたようで、録音データには彼女の声がたくさん残っていた。
清香が死亡したと思われる時間、継秀は、印刷会社に勤める田瀬葵(中村ゆりか)と食事をとりながら打ち合わせをしていたという。
葵に会いに行った風間たちは、継秀がいつもと違ってセット料理ではなくコース料理を頼んだこと、「妻が指輪をなくしてがっかりしている」という話を聞いたという証言を得た。風間は「いつもと違う行動をしたということは、日常に異物が紛れ込んだということだ」と中込に告げる。
ほどなく、清香の死亡原因はフッ化水素ガスの吸引によるものと判明。たが清香には苦しんだ様子もなかった。中込は、風間の言葉の意味を考えながら、継秀の証言や、現場を見たときに感じた違和感の正体を追うが…。
2023-06-11 20:00:00Z
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