藤井七冠は23日に徳島市で行われた「王位戦」第五局で佐々木大地七段に勝って4勝1敗でタイトルを防衛し、4連覇を果たしました。
一夜明けて会見した藤井七冠は「序盤から難しい将棋で、中盤は苦しかったが、なんとか防衛できてほっとしている」と改めて喜びを語りました。
藤井七冠は八大タイトルのうち、唯一保持していない「王座」獲得を目指して8月末から永瀬拓矢王座との五番勝負に臨みますが、これについて「大変注目をいただける舞台になると思うので、それに見合うようなよい内容の将棋が指せるように頑張りたいです。ただ気負いすぎてもあまりよくないかと思うので自然体で対局に臨めれば」と抱負を語りました。
そして「八冠に挑戦する機会を得られたのは光栄なことだと思っていますが、一方でそれに見合った実力があるかというと、まだまだ足りないところが多いとも感じています。結果を出したい気持ちもありますが、意識しすぎずにしっかり集中して対局に臨みたい」と話していました。
「王座戦」五番勝負は8月31日に神奈川県秦野市で開幕し、藤井七冠は史上初となる八冠独占を目指して永瀬王座に挑みます。
2023-08-24 02:02:31Z
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