俳優鈴木亮平(40)が10月期のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「下克上球児」(午後9時)で同局系「TOKYO MER~走る緊急救命室~」以来約2年ぶり、2度目の主演を務めることが5日、分かった。

鈴木演じる南雲脩司は大学まで野球一筋でけがを機に引退。32歳で社会科教師となり、廃部寸前の弱小高校野球部で下克上を目指す。高校野球を通じて、現代社会の教育や地域、家庭が抱える問題や愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。

「最愛」「アンナチュラル」など多くの同局ヒット作を手掛けた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が初めて日曜劇場でタッグを組む。

鈴木は役作りに「僕自身、野球は未経験なので目下練習中です! あとは、大谷翔平選手の試合を見に行って、ホームランを見てきました! これはちょっと誇れます(笑い)」。

さらに甲子園球場で2年間ビールの売り子を経験していたといい「夏の甲子園になると毎試合、負けてしまうチームがあって、そこで彼らの夏が終わってしまうという姿を見てきました。今回そんな彼らのように甲子園を目指す球児たちの裏にある想いを先生として一緒に体験していく、そしてそんな彼らと甲子園に出られたとしたら、何を思うのだろうと今から楽しみです」とコメントした。

「球児たちの成長」が見どころの同ドラマに「共演する球児役の子たちが本当にキラキラしていて、野球が好きな子たちで、俳優としても、球児としても一生懸命好きなものに向き合っている姿を皆様に見ていただければ、1人1人のことを応援したくなると思います」といい「感動をお届けできるように、そして球児役の子たちのキラキラした姿、頑張るっていいな、好きなことに一生懸命になるってこんなにかっこいいんだという姿をお届けできれば」と意気込んでいる。

(注)このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションという。