筆者が「携帯ゲーム機」という言葉からイメージするのは任天堂「ゲームボーイ」。しかし現在ではご存じのとおり、任天堂は据え置きゲーム機を兼ねた「Nintendo Switch」が大ヒット中で、ソニーは「PlayStation Portal リモートプレーヤー」を年内に発売予定。昭和時代のゲーム少年としては両機種とも携帯ゲーム機と呼ぶにはちょっと違和感を覚えます。ハイクオリティーなゲームをプレイできることは凄いと思いますが、携帯ゲーム機には「ピコピコ」とチープであってほしいのです。
そんな筆者がいまこそ強く推したいのが携帯ゲーム機「Playdate」(199ドル/約2万9124円)。2021年7月に予約が開始され、2022年4月に出荷されましたが、あまりの人気から数多くのバックオーダーを抱えていました。しかし現在の出荷ステータスを見てみると、「Late 2023(2023年後半)」となっており、4ヵ月待てば「Playdate」をゲットできるようです。というわけで今回は、本製品の魅力を改めてレビューいたします。
クランクを活用した独自のゲームを楽しめる
「Playdate」は手のひらサイズの携帯ゲーム機。最大の特徴は回転操作が可能な「クランク」を右側面に装備しているところ。最近のゲームコントローラーはアナログスティックやレバー、そしてタッチパッドなどが搭載されていたりしますが、クランクを採用しているのが斬新。クランクを活用した独自のゲームを楽しめるのが「Playdate」最大のアドバンテージです。
主なスペックは下記のとおり。CPUはスマホと比べるとあまりにも非力ですが、その一方でWi-Fi、Bluetoothに対応。見た目はレトロな「Playdate」ですが、ソフトウェアのアップデート、ゲームの配信にはワイヤレスネットワークを利用しているところが現代的です。
ディスプレー | 400×240ドット、白黒(1ビット) |
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CPU | Cortex-M7(168MHz) |
メモリー | 16MB |
ストレージ(ROM) | 4GB(Flash) |
サウンド | モノラルスピーカー、コンデンサーマイク、3.5mmステレオヘッドフォン端子(4極プラグ、TRRS) |
入力 | クランク、十字ボタン、A+Bボタン、スリープボタン、メニューボタン、3軸加速度センサー |
通信規格 | 2.4GHz帯IEEE802.11b/g/n、Wi-Fi |
バッテリー駆動時間 | 時計表示で最大14日間、ゲームプレイで8時間 |
サイズ | 幅76×奥行き9×高さ74mm |
質量(実測) | 約84.89g |
(次ページ:パッケージがかわいすぎて捨てられないやつでした)
2023-09-01 09:01:29Z
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