柔軟な働き方として注目されているフリーランスの人たちは将来的に厚生年金に入れるのか。現在は国民年金にしか加入できず、受け取れる年金額は決して多くない。雇用形態に関わらず手厚い保障を広げる「勤労者皆保険」の観点から、フリーランスも厚生年金に加入できるようにすべきだとの意見は一部にある。企業と個人を巡る働き方は多様化する一方で、社会保険制度にどう位置付けるのか課題は残る。
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「1人だと何とかなるけど、家庭や子どもを持つ責任は負えない」。独身でフリーライターとして活動する女性(46)は、政府の試算で国内462万人に上るフリーランスの一人だ。
一つの企業に縛られずに働き、取引先は年間で10を超える。自らのスキルを発揮し、年間で100本ほどの記事を執筆する。依頼は絶えないといい、人並み以上の収入を得て生活にも困らない。実店舗を持たずに自身の力を頼りに働くフリーランスを絵に描いたような働き方だ。
ただ、原稿の締め切りに向けて徹夜することもあり、年老いてもこのペースで働き続けられるか不安は残る。保険料の半…
からの記事と詳細 ( フリーランスの老後の安心 厚生年金加入の道はいつ開けるのか - 毎日新聞 )
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