ナゾの多い人生だった。いや、ぼくがナゾなのではなくて「なんでだろう?」と首をかしげるコトが多い人生だったのだ。子供のうちはみんなそうでしょう。ぼくはいまだに「なんでだろう。ナゾだなあ」と思うことばかりで、それらは結局なにも解明できずに歳ばかりとってきてしまった。納得の少ない人生だった、といってもよかったのだ。
世の中スマホだらけになり、みんな何か話しながら暮らしているこういう時代に思うのは、①どうして声に男女の違いが明確にあらわれるのだろうか、ということと、②どうして声だけである程度の年齢がわかるのだろか? ということである。
電話で初めて話をするヒトでも、声だけで男女のちがいはもちろんのこと世代や年齢の範囲のだいたいの見当がついてしまう。そこに個人による微妙に異なる「話しかた」や「抑揚」などが加わるから、かなり特定される。
だから「オレオレ詐欺」がけっこう成立しているのが不思議でならなかった。まあ仕掛ける側にそういう演技訓練などがなされているからなのだろうけれど。
サギの電話をかけるほうは、相手を咄嗟に信用させてしまう情報(たとえば息子とか娘がいるのかいないのか)などという第一情報をどうやって掴んでいるのか、というのがそもそものナゾだ。
しばしばオレオレ詐欺が成立しているらしいのは、そういう基本的なマーケティングがある程度なされているからだろう。ではその基本的なことはどうやって知るのか。
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