兵庫県にある宝塚音楽学校は1913年に現在の阪急電鉄が「宝塚唱歌隊」を創設したのが始まりで、去年110周年を迎えました。
「清く 正しく 美しく」が校訓で、生徒たちは予科1年、本科1年のあわせて2年間、声楽やダンス、演劇などを学びます。
所定の成績をおさめ、学校を卒業することが宝塚歌劇団に入団する条件となっています。
ホームページなどによりますと、入学試験では面接や歌唱、舞踊などを通じて舞台への適性を審査します。
このうち面接では容姿や態度、華やかさなどが審査の対象になるということです。
合格者は毎年40人ほどですが、1970年代以降、「ベルサイユのばら」の上演による宝塚歌劇ブームなどを背景に倍率が急速に高まり、1994年には48.25倍と過去最高を記録しました。
その入学の難しさから、かつては「東の東大、西の宝塚」とも言われていたということです。
しかし、入学希望者はここ数年減少傾向にあり、去年の受験者数は612人、倍率は15.3倍となっていました。
2024-03-27 07:04:45Z
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