Pages

Wednesday, June 24, 2020

キヤノン、3次元カメラ向けに100万画素のセンサー - 日本経済新聞

キヤノン、3次元カメラ向けに100万画素のセンサー - 日本経済新聞

キヤノンは24日、「SPAD」と呼ばれる3次元カメラなどに用いられるイメージセンサーで100万画素の製品を開発したと発表した。消費電力を抑えて回路の面積を小さくすることで、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーに比べて難しい多くの画素数を実現した。短時間での撮影や測距にたけた特性を生かし、自動運転や産業用ロボットへの応用を見込む。

消費電力を抑えながら回路の面積を小さくした

1.1センチメートル角のサイズで100万画素を実現した。スマートフォンやデジタルカメラなどに広く使われるCMOSセンサーなどが一定時間の受光量をもとに信号を送るのに対し、SPADセンサーは光の粒子を数える仕組みを採用している。ノイズの影響を受けずに微弱な光を検出でき、暗い場所でも物体との距離を測定できる特性を持つ。

これまでは光の粒子を数える回路に加え、信号を送るために電圧への耐性も持たせる必要があり、微細化は難しいとされていた。

キヤノンは感度の高さを生かして自動運転に用いる高性能センサー「LiDAR(ライダー)」の受光部などへの活用を見込む。このほか、拡張現実(AR)の機器や自律的にモノを扱う産業用ロボットへの搭載など応用範囲の拡大を模索する。

同社は2019年にパイオニアとライダーの共同開発契約を結ぶなど技術を生かした他分野への参入を進めている。(橋本剛志)

Let's block ads! (Why?)



2020-06-24 09:10:42Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1hNWk82MDczNDQxMFUwQTYyMEMyWDIwMDAwL9IBAA?oc=5

No comments:

Post a Comment