午後0時25分ごろ、手番の藤井聡太七段、続いて木村一基王位が相次ぎ席を立ち、昼食休憩に入りました。午後0時30分の「昼食休憩」定刻までの時間は、藤井七段の消費時間に加算されるルールです。
第2局も、序盤から互いに時間を使う展開に。でも、ひとまず、小休止。
対局会場のホテルエミシア札幌(札幌市厚別区)は、今回の対局のため、和洋中4種類の昼食メニューを用意しました。
木村王位は「天丼とそばセット(冷たい)」と「ウーロン茶」、藤井七段は「中華セットランチ」と「ウーロン茶」を選びました。ホテルによると―。
■天丼とそばセット
白飯は、北海道長沼産の「ななつぼし」を使用。天ぷらには、タラバガニ、エビ(2本)、ホタテ、ウニ(2個)、トキシラズ、アスパラ、ヤングコーン、ナス、シイタケなど、旬の北海道の海鮮や野菜を盛りだくさんに。
そばは、北海道幌加内ソバで、だし汁は北海道南茅部産の松前昆布を用いています。
小鉢は、ズワイガニの絹田巻、蒸しアワビ、ジュンサイを土佐酢で。
■中華セットランチ
前菜は、天使エビ、ホッキ、低温調理した鳥ムネ肉の冷菜、クルミの飴炊き、新鮮なアスパラなどを取り入れたもの。
スープは、北海道産トウモロコシ、タラバガニ、生クリームを使った濃厚な冷製スープ。
点心は、ホテルエミシア札幌の中国料理レストランで「仙雲」で人気の飲茶(蒸し点心2種、揚げ点心2種)をセレクト。
炒飯は、北海道産の干し貝柱、海鮮(ホタテ、ウニ、イクラなど)を使ったうまみたっぷりの海の幸炒飯に。白飯は北海道長沼産の「ななつぼし」を使っています。
■長沼産「ななつぼし」に込めた思い
過去に将棋2回(王位戦、女流王位戦)と囲碁1回(天元戦)を開催した経験を持つホテルエミシア札幌は、これまでの注文の様子や、別の対局で注文した出前などを考慮し、「食べやすさ」「選びやすさ」を重視して準備したそうです。
栄養バランスにも気を付けて考案した特別メニューで、料飲部の大野昭彦統括料理長(56)は「北海道の旬の食材をふんだんに使ったので、味わっていただきたい」と話し、対局の行方を見守っています。
中でも、全てのメニューに共通して使われる白米は、長沼町産「ななつぼし」が起用されました。
ホテルエミシア札幌は「ながぬま農業協同組合」と提携し、2013年から米作りに加わり、その田んぼで地域と交流しながら生産しているそうです。
生産者で農協専務の柴田佳夫さん(59)は、「道産米のシンボルでもあるななつぼしは、甘みと粘りのバランスが優れています。ぜひ、糖質を補給して、ななつぼしのような粘りで対局に集中してほしい」と、両棋士にエールを送ります。
「いぶし銀」の輝きで、熱戦を後押し-。
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2020-07-13 03:20:00Z
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