最新の開票状況(2020年11月5日午前9時56分現在)
Business Insider
アメリカ大統領選は開票作業が進んでいる。Business Insider US版によると11月5日午前9時56分現在(日本時間)、共和党のトランプ大統領が214人、民主党のバイデン候補が253人の選挙人を獲得している。
今回の選挙では「スイングステート」と呼ばれる激戦州での勝敗が、大統領選の結果を左右すると見られている。
これまでに最大の激戦州フロリダ州や「共和党の牙城」のテキサス州、「アメリカの縮図」と呼ばれるオハイオ州でトランプ氏が勝利した。
一方で、「ラストベルト」の一角ウィスコンシン州やミシガン州でバイデン氏が勝利。バイデン氏は過半数まで残り17人となった。共和党の支持基盤だったジョージア州やアリゾナ州、ネバダ州、ラストベルトの一つペンシルベニア州などの趨勢に注目が集まっている。これらを確保できればバイデン氏は270人の過半数が見えてくる。
開票が続く6州は以下の通り(※かっこ内は選挙人の数)。
- ノースカロライナ州(15)
- ペンシルベニア州(20)
- ジョージア州(16)
- ネバダ州(6)
- アリゾナ州(11)
- アラスカ州(3)
このうち激戦5州の開票状況と結果判明の目処は以下の通り(Business Insider US版、ABC、NHKなどの報道による)
■アリゾナ州(11人) 開票90%
トランプ氏 48.5% バイデン氏 50.1%
→27万票の郵便投票と1万票の疑問票があり、開票作業は週末まで続く可能性。
■ネバダ州(6人) 開票84%
トランプ氏48.5% バイデン49.4%
→開票が終わるには土日までかかる模様。
■ジョージア州(16人) 開票99%
トランプ氏49.4% バイデン49.4%
→未開票が5万票あり、5日中に集計予定。票差が僅差のため、疑問票を集計する時間必要としている。
■ノースカロライナ州(15人) 開票94%
トランプ氏50.1% バイデン氏48.7%
→3日消印の郵便投票であれば12日まで受付。選挙結果は13日まで確定しない。
■ペンシルベニア州(20人) 開票90%
トランプ氏49.7% バイデン氏49.1%
→25万票が未開票。3日消印の郵便投票であれば6日まで受付。票差が小さく、いつ結果を出せるか不透明。
「泥沼」の法廷闘争に可能性
ただ、今回の選挙は新型コロナ禍もあり、郵便投票の数が史上最多になる見通し。集計に時間を要することも想定され、選挙の大勢が判明するまでに数日かかる可能性も指摘されている。
トランプ氏は票の集計停止を連邦最高裁に提訴する意向を示している。CBSは、トランプ陣営がジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州などで票の数え直しや集計停止を求めて訴訟を起こしたと伝えた。
2000年の大統領選では票の再集計をめぐり最高裁まで1カ月ほど争った例があり、結果が確定するまで「泥沼」の法廷闘争になる可能性も指摘されている。
現地メディアなどでは「いま票の集計を停止すればトランプ氏の負けが確定するのだが…」と皮肉をもって伝えるところも出ている。
バイデン氏「我々は忍耐強くあらねばならない」
過去の大統領選では、投開票日の深夜に勝者が勝利宣言をすることが慣例化していた。ところが今回は選挙結果がまだ判明しないため、トランプ氏とバイデン氏、どちらも支持者に向けてスピーチをした。
先んじてスピーチをしたのはバイデン氏。地元デラウェア州で支持者に向けて語りかけた。
バイデン氏は「結果が出るのは明朝かもしれないし、もっと長くかかるかもしれない」とした上で、「気分は上々だ。我々は勝利への道に向かっている」と語った。
一方で「我々は忍耐強くあらねばならない」「票の集計が終わるまで待たねばならない」と述べ、開票がまだ続くと強調した。
トランプ大統領「既に私は勝っている」
これと対照的だったのがトランプ大統領だ。ホワイトハウスで支持者に向けてスピーチした内容は、一方的な「事実上の勝利宣言」と言えるものだった。
トランプ氏は激戦州フロリダでの勝利を強調。「大きなお祝いの準備をしなくてはならない」「我々はこの選挙で勝つだろうし、既に私は勝っている」などと述べた。
その一方で「祝いの準備をしていたのに、突然止まった。これは詐欺だ」などと投票をめぐる不正があると匂わすような発言をし、投開票日以降の開票を止めるよう連邦最高裁に訴え出る意向を示した。こうした発言には共和党内からも批判する声が出ている。
なおペンシルベニア州やアリゾナ州などの激戦州では開票が続いている。ペンシルベニア州では投票日までの消印があれば3日後(11月6日到着分)まで郵便投票を集計することになっている。
ペンス副大統領は「我々は勝利への道を歩んでいる」と述べ、トランプ大統領には同調しなかった。
ペンシルベニア州のウルフ知事は「まだ100万超の数えるべき郵便投票がある。私は全てを数えると市民に約束した」「これは、ペンシルベニア州の選挙、私たちの投票、民主主義に対する党派的な攻撃だ」とツイート。トランプ氏の発言を批判した。
トランプ大統領、当初は早期の勝利宣言を否定していた
民主党陣営は、全ての開票が終わる前にトランプ氏が勝利宣言を発することを危惧していた。
トランプ氏は開票日のメディアへのインタビューで早期の勝利宣言を否定していたが、実際のところ民主党陣営の危惧が的中した形だ。
今のところはバイデン候補が総得票数でも、獲得した選挙人の数でもリードしている。一方で、現時点で「当選確実」を出したメディアはない。選挙結果が判明するまで長期間を要する可能性も現実味を増してきた。
1789年に初代大統領ジョージ・ワシントンが選出されて以来、アメリカ合衆国が230年間にわたって保ち続けてきた共和政の伝統と民主主義国家としての矜持が試される事態になりつつある。
※Business Insider Japanでは、全米各州の開票状況など最新情報を随時お伝えします(※開票状況はBusiness Insider US版などによる)。
※内容は随時更新します。
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November 04, 2020 at 03:00PM
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【速報・アメリカ大統領選】激戦州の結果はいつ判明?バイデン氏は過半数に迫り、トランプ陣営は訴訟へ。このまま“泥沼”の可能性も…(随時更新) - Business Insider Japan
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