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Wednesday, July 6, 2022

国民の祝日に制定されたのはいつ?意外と知らない「海の日」の由来|@DIME アットダイム - @DIME

『海の日』は、国民の祝日として7月の第3月曜日に制定されています。家族で家にいる人も多いようですが、海の日をどう過ごすかは人によってさまざまです。海の日について知ることで、より有意義に過ごしてはみませんか?

海の日とは?その由来や意味

海の日は1995年に制定・施行された、国民の祝日です。海の恩恵に感謝すると共に、海洋国家日本の繁栄と世界平和を願う日として設けられました。

燈台巡視船「明治丸」の到着

1876年に明治天皇が行った東北巡幸の際、燈台巡視船『明治丸』で青森から函館を経由し、横浜へと安着された日が7月20日でした。

この日が海の日の前身である『海の記念日』となりました。その後、『海の記念日』の祝日化が国会にて検討され、1995年に祝日として制定されています。

明治丸は1978年、日本国内に現存する唯一の鉄船として、船としては初めて国の重要文化財に指定されました。その後は老朽化が進んだものの、東京海洋大学と文部科学省による復旧が行われ、現在も姿を残しています。

どうやって制定されたのか

1995年、衆議院内閣委員会において、海の日の祝日化を内容とする『国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案』が委員会法案として可決され、7月20日、海の日は国民の祝日となりました。

その後、2000年に国民の祝日を一部月曜日に移行して3連休とする『ハーピーマンデー制度』が導入されます。

ハッピーマンデー制度によって海の日は2003年以降は『7月の第3月曜日』となり、現在もこの日が海の日として定められています。

歴史や行事は?

日本は四方を海に囲まれた海洋国家です。はるか昔から外国との往来が盛んにおこなわれ、さまざまな文化や技術、産業が深く海に関わってきました。

海の日には「海に関連した事業に携わる多くの人々について、国民の理解を深めてほしい」という願いが込められています。

海の日にちなんだ行事もたくさんあります。2017年には「海の日本来の意義を損なうことなく、国民が海に対する理解と認識を深めてほしい」との思いから『海の月間』が設けられました。

現在も、7月1~31日の1カ月間、国土交通省を中心に毎年海に関するイベントの紹介が行われています。

この時期には、名古屋で行われる『海の日名古屋みなと祭』をはじめ、全国各地で海の日にちなんだイベントが開催されています。

海の日に家族とどう過ごす?

砂浜とおもちゃのバス

(出典) pexels.com

海の日を家族と過ごす方法はさまざまです。普段通り過ごすのも良いですが、せっかく海の日の歴史や行事を知った今、少し海について考える日にしてみませんか?家でも外出先でも、今よりも海を知るきっかけは作れます。

子どもと海の日や、海に関する絵本を読んでみる

海の日を外出ではなく、家でのんびりと家族で過ごす人も多いようです。子どもと一緒に海の日についてより深く調べてみるのも、良い経験になるでしょう。

子どもの学習もかねて、海に関する絵本を読むのも一つの学習になります。図鑑を手に海洋生物について調べたり、日本地図を広げて地形や海流の特徴を学んだり、知識の種は身近にあるものです。

後日行きたい海をピックアップして、事前に調べるのも良いでしょう。海の特徴や気候、海産物や海洋生物など、海に関しての興味が広がっていきます。

『海フェスタ』を始めとするイベントも開催

海の月間には、海に親しむことを目的としたイベントが全国各地で開催されています。

特に、『海フェスタ』は、海の月間の目玉イベントです。海の月間を含む1~2カ月近くの長期にわたり、海を楽しむ食や音楽、花火の企画が実施されます。

全国各地で催されており、過去には岩手県・新潟県・静岡県・愛知県・兵庫県・熊本県・長崎県などで盛り上がりを見せました。

また、関東圏の湾・港では、綺麗な海をいつまでも残すことをテーマに海の清掃イベントも行われています。『東京湾クリーンアップ作戦』では、東京湾の清掃活動を体験し広く知ってもらうことが目的です。木更津港・千葉港・東京港・川崎港・横浜港・横須賀港の六つの港が参加しています。

海に限らず、広く水に触れあう日にするのも一つです。山間部でのキャンプやカヌーを利用した川下り、シーカヤック教室なども、親子で参加できる貴重な体験となるでしょう。

海の日に出かけるときに注意すること

青空と海

(出典) pexels.com

暑い環境に体が十分に対応できないと体内に著しい熱が生じたりして、体調を崩しやすくなります。ひどい場合には、熱中症を引き起こす可能性もあります。出かける際は猛暑対策などをして体調管理を心がけましょう。

保冷バッグを利用して猛暑対策

普段、食材の買い出しに利用している保冷バッグはありませんか?スーパーなどで独自の柄を販売しているお店も、近年では増えているようです。買い物かごに納めることができる大きさのエコバッグは、実は『保冷バッグ』としての使い方もできます。

子どもは、大人と比べて体格も小さく、温度調節機能も発達しきっていません。炎天下の中でより熱の影響を受けやすく、こまめな水分補給を必要とすることもあります。

エコバッグには、保冷・保温効果のある素材が使われています。冷たく冷やしたペットボトルをエコバッグ入れて持ち歩くことなどして、猛暑対策を行いましょう。

子どもから目を離さない

楽しいはずの海でのひとときですが、更衣室での着替えをした前後に目を離してしまい子どもが一人で海に入り溺れるなどの事例も近年では増えています。

また、安全そうに見える海水浴場にも海流があり、海岸や砂浜付近で泳いでいて子どもが流されてしまうケースも報告されています。

『子どものころ、家族と過ごして楽しかった思い出』として海の日を過ごすためにも、子どもから目を離さず、安全に過ごすことを心掛けましょう。

構成/編集部

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