2022年7月2日から4日にかけて起こったKDDの大規模通信障害。それに関する返金のお知らせが、8月16日からau、UQ mobile、povo、ホームプラス電話のユーザーに届き始めている。約款に基づく返金はKDDIと沖縄セルラーのユーザー合わせて278万人、お詫び返金は通信障害期間中に2社のスマートフォン、携帯電話およびホームプラス電話を契約していたすべてのユーザーに実施される。約款返金は契約している料金プランの基本使用料の2日分相当、お詫び返金は200円が請求額から減算される。
この返金を受け取るために、ユーザーが何かの手続きをする必要があるかというと、au、UQ mobile、povo1.0、ホームプラス電話のユーザーは、実は何もする必要がない。povo2.0のユーザーはEメールで届くプロモコードを「povo2.0アプリ」に入力することで、データトッピングをもらうことになる。それぞれについて注意点をチェックしよう。
au、UQ mobile、povo1.0、ホームプラス電話のユーザーの場合
返金に関する案内が、8月16日から1週間程度かけてSMSで配信されているので、すでに受け取っている人もいるだろう。届いていないなら「メッセージ」や「+メッセージ」アプリを開いて確認してみよう。例えばauユーザーの場合は「157」や「KDDIからのお知らせ」から届いているはずだ。
返金の連絡メッセージは、サービスごとに表にある通りの送信元から届く。これ以外の送信元から来た返金の連絡メッセージは偽メッセージだと思った方がいい。
返金に関する連絡メッセージには、タップするとWebサイトにアクセスするリンクURLや、個人情報の入力を求める記載は一切ない。そういった記載があるメッセージはKDDIからのメッセージを装った偽メッセージなので無視し、削除しよう。
数百円の返金をだまし取る偽メッセージはないと思うが、偽サイトに誘導して個人情報を入力させたりする可能性はある。繰り返すが、返金の受け取りに手続きや申告は不要なので、偽メッセージには絶対に引っかからないようにしたい。
筆者に+メッセージで届いた返金の連絡メッセージ。WebサイトにアクセスさせるリンクURLやユーザーの情報を求める記載は一切ない。
返金は9月以降、請求額から返金額を減算することで返金される。9月以降にMy auやMy UQ mobileなどにアクセスして請求書を確認してみるといいだろう。
povo2.0ユーザーの場合
povo2.0のユーザーは基本使用料が0円なので、返金ではなくデータトッピング1GB/3日間が進呈される。このデータトッピングの進呈は、8月31日までにEメールで案内される。Eメールの本文に記載されている「プロモコード」をpovo2.0アプリに入力してデータ容量を受け取ることになる。
povo2.0アプリの「プロモコード」メニューを開き、メールに記載されているプロモコードを入力するとデータトッピングが進呈される。
ここでも偽メールには要注意だ。返金に関して連絡するEメール本文には、個人情報の入力を求める記載はない。また、プロモコードはEメール本文に記載されており、リンクURLから確認するようにはなっていない。KDDIを装った偽メールには十分注意しよう。
文/房野麻子
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