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Tuesday, December 6, 2022

市川大祐が見たクロアチア戦|越えられなかった16強の壁。しかし、これまでと“同じ”ではない【W杯】 - サッカーダイジェストWeb

 日本代表は、カタール・ワールドカップのラウンド16でクロアチア代表と対戦し、1-1で突入したPK戦の末に敗れました。

 日本は前半を無失点で抑え、先制点も取れて、後半の交代選手もプラン通りに進んだと思います。

 前半は、かなりクロアチアが支配する展開が続きましたが、徐々にボールを奪えるようになって、即時奪回ができるようになった。そこから生まれたセットプレーからゴールが生まれました。今まで見せてこなかったデザインされたやり方で、自分たちで策を練って得点を奪ったのは良かったですね。

 ミドルシュートを狙う場面もあって、クロスは相手DFが強くて大きいなかで、GKとの間に低くて速いボールを入れるなど、攻め方の工夫はすごく感じられました。

 PK戦では、先行で先に点を取れば相手にもプレッシャーがかかるなかで、最初にそれができなかったのは大きな点だったと思いますが、見ている限り、相手のGKも上手くて、当たっていました。選手たちも悪くないコースに蹴っていましたが、それを反応してキッチリ止めるのはさすがだなと思います。

 日本がしっかりと準備して、狙い通りに戦えた一方で、クロアチアの良さもよく分かりました。

 後半に投入された三笘薫選手のドリブルをはじめ、日本の良さを消す。クロアチアはクロアチアでしっかりと日本対策をしていると感じました。

 また、20番のグバルディオル選手が強烈でしたね。強さもあるし、スピードもある。彼が危ないところをひとりで守っているような存在感があった。日本の交代カードの浅野拓磨選手の良さを消していました。前線で起点を作らせてもらえなかったのは、後半に追加点が奪えなかったひとつの理由だと思います。
 

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