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Sunday, December 4, 2022

入力済み郵便番号を住所に変換! XLOOKUP関数&郵便局のデータベースを使って効率化 - 窓の杜

入力済み郵便番号を住所に変換! XLOOKUP関数&郵便局のデータベースを使って効率化 - 窓の杜

郵便番号→住所変換に郵便局のデータベースを活用する

 郵便番号に対応する住所を自動入力できないの? よく質問されます。以前のバージョンのExcelでは「郵便番号変換ウィザード」というアドインが提供されており、画面の指示に従えば、郵便番号→住所の変換が手軽でした。しかし、本稿執筆時点でアドインの提供は終了しており、困っている人が多いようです。

 IMEの「郵便番号辞書」を有効にすると、「101-0051」といった郵便番号から住所へ変換できるのですが、効率の悪い印象が持たれます。入力済みの郵便番号から簡単に住所変換したい! そんな人に今回のひと工夫を紹介します。

郵便番号データを用意する

 日本全国の郵便番号データは、郵便局が公開しており、CSV形式のファイルを無料でダウンロード可能です。まずは、郵便番号データダウンロードのWebページから入手しましょう。

郵便局のWebページから郵便番号のデータをダウンロード可能。ここでは、[読み仮名データの促音・拗音を小書きで表記するもの]を選択した
全国の郵便番号データをダウンロードする。[全国一括]をクリックする

 ダウンロードしたZIPファイルには「KEN_ALL.CSV」というCSV形式のファイルが含まれています。任意のフォルダーにコピーしておきましょう。ファイルを開くと、C列にハイフンなしの郵便番号が入力されており、G~I列に住所が入力されていることがわかります。

ダウンロードした郵便番号データのCSVファイル。列幅を調整してある。C列にハイフンなしの郵便番号(①)が入力されており、G列に都道府県(②)、H列に市区町村(③)、I列に住所(④)が入力されていることがわかる

 ハイフンなしの郵便番号が検索できれば、対応する住所を見つけられますよね。VLOOKUP関数を使っても構いませんが、今回はXLOOKUP関数で郵便番号から住所を取り出します。

XLOOKUP関数を入力する

 準備が整ったら、あとはXLOOKUP関数を入力するだけです。郵便番号データは行数が多いので、引数[検索範囲]と[戻り範囲]に指定するセル範囲は列全体で指定するのがスマートです。なお、XLOOKUP関数はスピルに対応しているため、[戻り範囲]のセル範囲に複数列を指定することで結果をまとめて取得できます。

 あとは取得した都道府県、市区町村、住所を連結して元のワークシートに「値」として貼り付け、番地を入力すれば完成ですね。郵便番号から住所への変換作業にお役立てください。

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2022-12-04 21:55:00Z
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