元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授が31日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れるなどしている問題についてコメントした。
国土交通省は国管理の国道沿いにある111店舗のうち、10店舗の前で枯死を確認したとの調査結果を発表。同省は、除草剤の使用などで故意に枯れさせた疑いが強まった場合、各地の出先機関が地元の警察に被害届を出す方針で、損害賠償請求も検討する。
25日の会見で和泉新社長は「環境整備の一環で毎朝、雑草やゴミを取り除いていた」とし、「その中で認識が甘く、緑地帯の街路樹などに除草剤をまいて影響を与えたこともあると思う。ただ、これは10年ほど前の話で、今はこうした指導をしていない」と述べた。ビッグモーターは28日、「過去に清掃活動の際に使用した除草剤等の影響で枯れた可能性が高い」とホームページで公表し、陳謝している。
山口氏は「本質的に悪は何なのかということと、それに対する責任追及をしなくてはならない」とし、「除草剤をまいた末端の社員が悪いのではなく、トップの言うことを聞くためには違法なことすら辞さないという風土をつくった、法の上に恐怖を置いたという会社の統治体制が本質的な悪であって、それをどうやって責任追及をしていくのかっていうのが次の課題だと思う」と自身の考えを述べた。
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