農業を含む食料分野から出る温室効果ガスは世界全体の4分の1にのぼる、と言われる。脱炭素の取り組みをどう進めるのか。トラクターなどの農業機械を手がけるクボタの北尾裕一社長に聞いた。
今年5月につくった「環境ビジョン」で、製品の製造・販売などのカーボンニュートラル(脱炭素)を2050年に実現する方針を掲げました。食料・水・環境の三つの分野で取り組みます。
これまでも環境に配慮する取り組みは進めていましたが、より長期的な視点に立って考えていきます。世界ではアジアやアフリカを中心に人口が増え、50年には100億人近くに達すると言われます。食料需要は1・6倍になると言われ、今まで以上に食料分野で脱炭素を進める重要性が高まります。
農業では多くの温室効果ガスが出ます。たとえば田んぼに水をはると地中のメタン菌が増えて、メタンガスが発生します。大気中に出た時の温室効果は、二酸化炭素をはるかに上回ります。
稲の成長を管理するために水…
からの記事と詳細 ( 農業の「脱炭素」どうやって実現? クボタの北尾社長に聞く - 朝日新聞デジタル )
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