弘前市の弘前文化センターのリニューアルオープンに合わせ、プラネタリウムの投影が4月1日に再開される。投影機を光学式から移動可能なデジタル式に一新し、従来の20倍近い11万個の星をダイナミックに再現できるようなった。購入には日本航空電子工業と弘前航空電子から市に対する寄付金を活用した。一般公開に先立ち今月27日、同市清野袋5丁目の弘前航空電子スポーツハウスで関係者にお披露目された。デジタル式投影機の導入は県内初。
従来の投影機は弘前文化センターが開館した1981年9月1日に供用が始まった。約6100個の星を映し出す光学式の備え付けタイプ。電球など消耗品の製造中止で近年維持が困難になり、同センターの長寿命化改修工事(2021~22年度)を機に撤去された。
そうした中、21年11月、日本航空電子工業と弘前航空電子が地域貢献のため、市に700万円を寄付。市はこの寄付金を新たな投影機の購入費用に活用することにした。
新たに導入された投影機は県内で初めてのデジタル式。本体は高さ113センチ、幅72センチ、奥行き76センチと従来と比べて小さく、学校などの教育現場に持ち運んで天体学習にも活用できる。
お披露目会には弘前航空電子の橋本恒男社長、弘前市の出崎和夫副市長、吉田健教育長ら関係者が参加。エアドームの中に入り、彗星の後を追い太陽系の惑星を巡る宇宙旅行のプログラム「ニューホライズン」や、当日市内で見ることのできる星空などを観賞した。
同センターのプラネタリウムの投影日は年末年始を除く土日祝日のほか、四大まつりの期間と市立小中学校の長期休業期間の平日(火曜日を除く)。
【写真説明】新たなプラネタリウムは、中央に置かれたプロジェクターでドーム天井に星などを投影する
2023-03-28 03:07:24Z
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