親が介護状態になって初めて内容を知る人も少なくない介護保険。9月は今さら聞けない基本を地域包括支援センターのセンター長も務めた専門家に聞いた。
Q 介護保険はどんな状態で相談すべきでしょうか
A 生活に人の手が必要になってきた、と自身も周囲も考え始めたときです。皆さん、状況が悪化してから相談しがちです。「まだ早いかな」というくらいで、ちょうどいいのです
Q どこに相談すればいいですか
A 近くの地域包括支援センターに相談するのがお勧めです。地域包括支援センターは市区町村が設置主体で、全国に約5400カ所(一般的には中学校区域ごと)あります。近くのセンターが分からないときは、住んでいる市区町村に聞けば教えてくれます。
Q すぐにサービスが始まるのですか
A まずは要介護認定を受けて、レベルを判断する必要があります。認定の申請は市区町村にします。本人か家族、または地域包括支援センターなどが代行してくれます。要介護1~5、それより軽い要支援1、2があります。数字が小さい方が軽く、「非該当(自立)」と判断される場合もあります
Q 今さらですが、介護保険のおさらいを
A 40歳以上が保険料を納め、原則65歳以上で介護が必要になった人が程度に応じたサービスを受ける制度です。受けるのはサービスで、現金ではありません。要介護1~5は居宅介護支援事業者(ケアマネジャー)と、要支援1、2は地域包括支援センターとそれぞれ契約してサービスのプランを作ります
Q 介護保険料はどのくらいでしたっけ‥
A 令和3年の全国平均は月6千円くらいでしょうか。運営する市区町村の状況に差があるので、保険料も市区町村で差があります。40~64歳で会社の健康保険に加入している人は会社と折半して保険料を負担します。65歳以上になっても、年金からの天引きなどで支払います
(回答者 社会保険労務士 山本武尊(たける))
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